腸をきれいにして自律神経を整えよう!

自律神経を整えるには、腸内環境を整えることが大切です。

腸の働きには自律神経が大きく関わっており、交感神経が優位なときは腸のぜん動運動が停滞し、副交感神経が優位なときはぜん動運動が活発になります。

ぜん動運動とは消化したものを運ぶことで、しっかりと行われることで腸内の不要物が次々と排出されます。

つまり、ぜん動運動を活発にして腸が正しく動くには、副交感神経が優位の必要があるのです。

また、腸には「血液を作る」という重要な働きがあります。
食べたものは栄養素となって腸で吸収され、その栄養素が血液を構成する成分になります。

そのため、腸の働きがよければ、質のよい血液が作れるのです。

自律神経の安定には質のよい血液が欠かせません。

腸が整い、質のよい血液を作ることこそが、自律神経を安定させて健康な人生を送る秘訣といえるでしょう。
 

腸内環境を決める3つの腸内細菌とは


腸内には善玉菌と悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌が存在しています。

理想的な腸内細菌の割合は、善玉菌2割:悪玉菌1割:日和見菌7割。

日和見菌は善玉菌が優勢のときは問題ありませんが、悪玉菌が優勢になると悪影響を与えるため、普段から善玉菌が優勢な環境を作ることが必要です。

善玉菌が多い腸では、ビタミンや酵素・ホルモンの種が作られ、栄養たっぷりの質のよい血液が全身を巡ります。

一方で、悪玉菌が多い腸では、腸内腐敗や毒素、有害ガスの発生が起こり、発がん性物資が作られる恐れも……。

有害物質が腸から血液に入りこみ、全身を巡ってしまいます。
 

腸は第二の脳!?


最近の研究では、腸と脳には深い関わりがあることがわかってきました。
腸と脳は自律神経系やホルモンなどを介して連絡をしており、影響を与え合っているからです。

また、腸には多くの神経細胞が存在し、神経伝達物質が作られているため、「第二の脳」とも呼ばれることもあります。

たとえば、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは95%が腸で作られています。
さらに、腸には免疫を司る細胞が7割も存在しているんですよ。

最近注目されている「腸内フローラ」という腸内菌をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

悪玉菌が増えて腸内フローラのバランスが崩れると、不調をもたらすという研究結果もあります。
 
このように、腸が正常に働くと脳が安定し、ストレスが減ると腸の働きが安定するなど、二つには深い関わりがあります。

ぜひ腸内環境を整え、健康的な身体を手に入れましょう。
 
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